死を喰らう男
「遅かったネ!このグズ!
死を喰らう男
「さあ、フェアリーの命を助けたければ
そのマナの剣をこちらにわたしてもらおうかネ!
シャルロット
『ヒースっ!!
死を喰らう男
「おっと、動くんじゃないヨ、このチビ助!
シャルロット | 『ちびじゃないモン! |
ケヴィン | 『くっ、ひきょうな! 獣人王、それでも王なのか! |
獣人王
「…くだらん。貴様らのサルしばいには
つきあってはおれん。勝手にやっておれ…
ケヴィン
『待て、獣人王!逃げるのか!
死を喰らう男
「フ、フン!剣さえ手に入れば獣人共には
もう用は無い。そっちこそ勝手にすればいいザマス!
死を喰らう男
「まったく獣人王もバカだね、こんなにスバラシイ
マナの剣にキョーミがないなんて!
死を喰らう男
「さあ、フェアリーを助けたければ、さっさと
その剣をおよこし!少しでも動いたら、フェアリーの命
ワタクシがいただいちゃうヨ!
マナの剣をうばわれた!!
死を喰らう男
「ウヒッ、ヤ、ヤッタ!これがマナの剣…
うげ、な、何ざます!?うぎゃおおおぉぉ!
ケヴィン | 『う、どうだ!おまえらみたいな邪悪な心の持ち主 剣が持ち主としてみとめるわけない!マナの剣、オイラんだ! |
シャルロット | 『うひゃひゃ、ざまあみるでち!ブタのケツー! まなのつるぎは、シャルロットみたいにこころがきよく うつくしくないと、もてないんだもんねーだ!! |
堕ちた聖者
「…マナの剣は使い手の心をうつすカガミ、
使い手によって光の剣にも闇の剣にもなりうる。
光と闇は表裏一体、常に光が正しいとはかぎらぬ…
堕ちた聖者
「私はウェンデルの光の司祭さまに神官として、
お仕えしてきたが、光の力では救う事のできない、
闇の世界の深い苦しみや悲しみ、憎しみがあるのだ…
堕ちた聖者
「人は生き続ける事によって苦しみ悲しむ。
マナの剣は、我が仮面の道士様の御手によって世界に「死」を
もたらし、人々を「生」の苦しみから解放する剣となる。
死を喰らう男
「…ウウ…ヒ、イヒヒ、ヤッタ!
これでマナの剣はワタクシ達ミラージュパレスのモノに!
(主人公)
『そんな!
堕ちた聖者
「もう時間が無い。マナの剣を使い
各地のマナストーンから神獣を解放するのだ…
私は先に戻って、仮面の道士様にほうこくを…
死を喰らう男
「ウシャシャ…間もなく神獣達がよみがえり、
世界中の人々が死ぬ!みわたすかぎり死者の魂だらけ。
まさに魂の食べほうだい、今からヨダレが止まりません!
死を喰らう男
「今のウチに、できるだけハラをへらして
おかないと、とても食べ切れませんからねえ、
アンタ達の魂は、それまでおあずけにしておこうかネ!
死を喰らう男
「それではみなさん、ごきげんよう…
フェアリー
「うう…ごめんね、私のせいでマナの剣が!
ケヴィン | 『フェアリー!だいじょうぶか? 気にするな、オマエのせいじゃない! |
シャルロット | 『うう…フェアリーしゃんのせいじゃないでち… ヒースがわるいんでち。シャルロットはヒースをみそこなった でち!ヒースがあんなこというなんて、しんじられまちぇん… |
フェアリー
「でも、何かワケがあるのかも知れないよ。
あの人、何だかとっても暗くて悲しい目をしてた…
シャルロット
『やめて!もうヒースのことはききたくないでち!
こうなったらシャルロットは、やるでち!ヒースのじゃまを
てってーてきにしてやるでち!
ケヴィン | 『それよりヤツら、剣をうばって神獣を 復活させる気らしい!オイラ達どうすりゃいい!? |
シャルロット | 『しんじゅーは、このシャルロットがぜんぶ つぶしてやるでち!シャ〜ッ! しんじゅーめ、くるならこいでち!んぁ〜っ!! |
フェアリー
「あ、大変よ!!もう始まってしまった!
あなたに戻って、マナストーンの様子を見せてあげる!
フェアリー
(目を閉じて…)
フェアリー
「最悪の事態だわ!神獣が復活してしまった!
でも、今はまだ目覚めたばかりで神獣も8つに分解している…
フェアリー
「今ならまだ間に合うかも!神獣が最終形態に
なる前に1つずつ倒せば、望みがあるよ!
行きましょう、マナストーンの所へ!
獣人王
「……
ケヴィン
『獣人王!カールの仇!!
獣人王
「バカめ、何をいきり立っておる。
お前はすぐ早とちりするから、ダメなのだ。
もっと相手や情勢を冷静に見て行動せい!
ケヴィン
『なにをっ!
獣人王
「お前は、カールを殺してしまったと
思い込んだ様だが、これを見ろ!
ケヴィン
『カっ、カールっ!?
ケヴィン
『カール!!い、生きてる!でも、どうして!?
獣人王
「死を喰らう男の使った幻術によって、仮死状態に
なっていただけだ!それをお前は、良くたしかめもせず、
うめてしまいおって。かわいそうに…
獣人王
「後でワシが自らほりおこして助けてやったのだ。
ケヴィン
『…獣人王、オイラ…あんたをごかいしてた…
獣人王
「フン、かまわん。むしろその方が好都合だったがな。
お前は、母親がいないせいか、子供の頃からすぐに弱さが
表に出る。お前にはもっと強くなってもらわねばならん。
獣人王
「お前は自分の母親は逃げて行ったと思い込んでいる
ようだが、本当はお前が幼い頃に病気で死んだのだ…
だが、それを知らせないで、怒りをワシに向けさせたかった。
ケヴィン
『!!
獣人王
「怒りや憎しみは、力や強さを引き出すのに
利用できるからな。だが、それは真の強さではない。
真の強さは、それを超えた所にあるのだ。
獣人王
「人間へのふくしゅうとか、マナの剣とか、そんな事には
ワシは関心が無い。このビーストキングダムを建てたのも
それまでの獣人達があまりに情けなかったからだ。
獣人王
「いつまでも人間達にしいたげられたことを根に持ち
ウジウジしていても仕方がなかろう。人間界への侵攻は、
そんな獣人達に勇気と希望を与えるための口実にすぎん。
獣人王
「だがようやく獣人達も自信を持ち始め、何とか自立
する事ができたようだ。ワシはな、弱いヤツが許せんのだ。
信じられるのは、何事にもくじけない強い心と力だけだ!
獣人王
「ケヴィンよ、お前もようやく自立への道を
歩み始めたばかりだ。死を喰らう男の背後にいる
強大な敵を超えて見せろ!
ケヴィン
『…オイラ、必ずそいつを倒す!
そして獣人王、いつかあんたを超えてやる!
獣人王
「ハッハッハ、それはどうかな?
お前みたいなヒヨっこに負けるほど老いてはおらん。
さあ行け、ケヴィンよ!
獣人王
「自分が信じるモノのために戦え、ケヴィン!
カール
「わん!
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