(邪神像が行く手をはばみ、通れない!)
フェアリー
(こまったわね、とりあえず他を回ってみようよ。)
ルガー
「バカめ。このオレ様にかなうはずがあるまい…
死を喰らう男
「クックック…さすがはルガー様。
お見事でございます。こやつらの死体は、ワタクシめが
処理しておきますので、お先にお城へお戻りください。
死を喰らう男
「…さーて、今日もなかなか
うまそうな魂を手に入れる事ができましたヨ…
死を喰らう男
「ぷはーっ、こたえられませんネ!
まだ喰い足りないんですが、さすがにこっちの魂は
仮面の道士様にけんじょうしなければなりませんかネ。
死を喰らう男
「最近ちょっと間引きすぎましたからネエ。
我が主、仮面の道士様は、聖域へのトビラを開くに当たり
禁断の古代呪法のために、たくさんの魂を必要とされている。
死を喰らう男
「こうしてワタシが途中でピンハネしているのが
バレたら、殺されてしまいますヨ!ああ恐ろしい…
死を喰らう男
「おや、獣人王のボンクラ息子のお帰りかネ?
ケヴィン
『おまえ、カールの命戻る、ウソついた!
死を喰らう男
「フフン、バーカ!そんなのにひっかかるなんて
まだまだガキって事ヨ。まあ、そういう単純なバカほど、
魂の味は格別うまい。
死を喰らう男
「カールの魂もウルフにしちゃ
上出来だったわヨン!
ケヴィン
『きさまッ!!
ケヴィン
『くそっ! 体、動かない!
死を喰らう男
「ウヒヒヒ、思わぬごちそうにありつけたわ。
今、お前の魂もカールの元に送ってやるよ。
死を喰らう男
「ワタクシのハラの中にね!
デュラン | 『待てよ! |
アンジェラ | 『待ちなさいよっ! |
シャルロット | 『ちょっとまったぁ! |
ホークアイ | 『待ちたまえ! |
リース | 『待ちなさい! |
死を喰らう男
「何、アンタ達!
人の食事の邪魔をするとは…許しませんよ!
シャルロット
『うあっ!あ、あんた、ヒースをさらった
あのヘンテコオヤジ!!
シャルロット
『ヒースを、ヒースをどこにやったんでち!
かえして!かえしてよぅ!!ばかーっっ!!
死を喰らう男
「何ですか、このガキはっ!
ははぁ、ウェンデルの神官といっしょにいたガキんちょか。
思い出しましたヨ!クックック、ヤツなら無事だヨ。
シャルロット
『ええっ!?じゃあ…
死を喰らう男
「ホホホホ、それどころか今や強大な暗黒の力を
身につけ、闇の神官『堕ちた聖者』として、我が主
仮面の道士様に、ワタクシと共にお仕えする身。
死を喰らう男
「さすがワタクシが見込んだだけの実力の持ち主。
ミラージュパレスではNo2の実力者。もちろんNo1は
このワタクシですがね、フフフ。
シャルロット
『そ、そんな…そんなのウソでち…
うそだーーーーっ!!!
死を喰らう男
「あーもう、ウルサイね!
おまえもケヴィンといっしょにかたづけてやる!
「待て!オレがやってやる!
ルガー
「森の中でケヴィンの姿を見かけたので戻ってきた。
ケヴィンだけは、このオレの手で倒す!
ルガー
「その前に、お前らから相手してやろう!
ウォーミングアップにちょうどいい…
死を喰らう男
「イヒヒヒ、どうぞご自由に…
ルガー
「…ハアアッ!
死を喰らう男
「きーっ、覚えてらっしゃい!
ケヴィン
『はあはあはあ、ル、ルガー…
ルガー
「…うぐっ、ケヴィン。オレはお前が憎かった。
生まれながらにして獣人王の後継者として、
格闘の奥義を教えられながら育てられたおまえが…
ケヴィン
『ルガー…
ルガー
「オレは獣人王様から格闘奥義をノドから
手が出るほど教えてもらいたかった。
だからお前の事が死ぬほどうらやましかったんだ。
ルガー
「しかし、オレはいっかいの獣人兵。それもかなわぬ夢。
ケヴィン
『…
ルガー
「ところが、お前は争い事をきらい、せっかくの教えを
ムダにした。オレはそんなお前が許せず、格闘技だけはお前に
負けないよう修練したのだ。だが、じっさいはこのザマさ…
ケヴィン
『…ルガー、お前十分強い。
獣人王の後継者、お前にこそふさわしい。
ルガー
「…ケヴィン、ありがとよ。今度生まれ変わったら
おまえと戦って、そして完全勝利してやるぜ。
その日までに、できるだけ強くなっておけよ…
ケヴィン
『!!ルガーっ!
フェアリー
「ルナ!あなた月の精霊ルナね!?
ルナ
「ええ、あなた方が来るのを待っていました。
もちろん、力をおかしします…
月の精霊 ルナの 力を 手に入れた!!
ケヴィン
『ルナ!おねがい、ルガーを助けて!!
ルナ
「…彼の望みをかなえてあげる事だけなら、何とか…
ルガー
「ばぶう!だあーあー
ルナ
「彼の消えかかる命を救うには、彼の言葉通り
もう一度生まれ変わらせるしか方法はなかったの。
ケヴィン
「!この赤んぼう、ルガーか!?
ルナ
「そうよ。きっといつか、この子は大きくなり。
あなたと戦うためにやって来るはず…
ケヴィン
『そうか!ルガーぼうや!
オイラ、待ってる。いつまでも…
ルガー
「きゃきゃきゃ!だー。
フェアリー
「ねえねえ、だいじょうぶなの?
あんな赤ちゃんが森の中に入っていって…
ケヴィン
『獣人、赤んぼうはみな、森の中で自然に育つ。
森の動物達が赤んぼうひろって育てる。
ぜんぜん、心配いらない。これ、獣人のジョーシキ。
デュラン | 『すげーな… |
アンジェラ | 『すごいわね… |
ホークアイ | 『すごいな… |
リース | 『すごいわね… |
フェアリー
「ルナ、マナストーンは?
ルナ
「この上の、月読みの塔の一階にマナストーンはあります。
アルテナの兵士達がエネルギーを解放しに攻めて来ましたが、
ルガー達によって守られました。
フェアリー
「じゃあ、まだ無事だったのね。
でも今死を喰らう男が塔の中に入っていったよ!
だいじょうぶかなあ?後を追って入ってみようよ!
ケヴィン
『じゃあオイラ、その間、他の獣人達が
来ないよう、森の方で見はってるよ。気をつけて!
とびらが閉まっている…
フェアリー
「こんなところに月のマナストーンがあったのね!
マナストーンが塔の中に封印されているために、塔を中心に
この森全体がいつも夜になってしまっているんだわ。
デュラン | 『ふーん、マナストーンってのは、やっかいな シロモノだな!オレはこんな夜だけの所はまっぴらだね。 ところで、あの変なヤローはどこへ消えたんだ? |
アンジェラ | 『ふーん、変なの! ねえ、ところで、さっきの死を喰らう男は どこ行っちゃったんだろう。姿が見えないよ? |
ケヴィン | 『…マナストーン、ふしぎな力… ところで、死を喰らう男消えた。どこ行った? |
シャルロット | 『…うう、それよりヘンテコオヤジがきえたでち! オヤジをつかまえて、ヒースをかえしてもらわないと! |
ホークアイ | 『へえ!マナストーンってのはフシギだなあ! あれ?ところで、さっきの死を喰らう男はどこに消えたんだ? |
リース | 『マナストーンには、そんな力があるの… あ、ところで、先ほどの死を喰らう男はどこに 消えたんでしょうか?たしかに塔の中に入っていったのに… |
フェアリー
「…あの男、すごく邪悪な気配がしたよ。
でも、今はもうそれも感じられない。もうこのあたりには
いないんじゃないかしら?
デュラン | 『そうか…謎の死を喰らう男、ナバールの美獣、 そしてアルテナの紅蓮の魔導師。みんなが聖域へのトビラを 開いて、マナの剣をうばおうとしている。 『せっかくここまできたんだ。負けるもんか! とくに紅蓮の魔導師にだけは!! |
アンジェラ | 『そう…でも、あんなヤツまでマナの剣を ねらってるなんて、おどろいちゃった。お母様達だけじゃなく ローラントをおそった美獣もでしょ? 『こうしちゃいられないわ、せっかくここまで 来たんだもん。精霊さんも後一つ。急ぎましょ! |
ケヴィン | 『きっと、獣人王に知らせに戻ったんだ。 でも、やっとわかった。アイツ獣人王にしたがってるフリして ビーストキングダム利用しているだけ。本当の目的、別にある。 『死を喰らう男もマナの剣をねらっている。 魔法王国アルテナや、ナバールの美獣と同じ… オイラだって負けない! |
シャルロット | 『うう…ヒース…。あいつがいってた、 「みらあじゅぱれす」って、いったいどこ?もし、あいつに まなのつるぎとられたら、ヒースはもうもどってこないの? 『そんなのいやでち。ヒースは「おちたせいじゃ」 なんかじゃない!きっとシャルロットがまなのつるぎをてに いれて、ヒースをたすけだすんでち! |
ホークアイ | 『そうか…アイツもマナの剣をねらってる みたいだったな。魔法王国アルテナや、美獣と同じように… |
リース | 『そう…あの人もマナの剣をねらっていたわね。 ローラントに攻めて来たナバールも、魔法王国アルテナも みんなが争って聖域へのトビラを開こうとしている… 『フェアリーさんが言ってたように、このままでは ますます世界からマナが少なくなっていってしまうね。 私達も急ぎましょう。残された精霊さんは後一つね! |
フェアリー
「そうね!残っているのは木の精霊のドリアード
だけよ。英雄王様がおっしゃっていた、ランプ花の森のどこかに
いるという、ディオール村の妖精王様を探しに行きましょう!
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