シャルロット
「ほら!はやくみちをきくでちよ、
ホークアイしゃん!
ホークアイ
「まあ待ちなよ、相手がどんな奴かも
わからないんだ。まずは様子をだな……
ケヴィン
「あ、行っちゃうぞ。声、かけないと!
シャルロット
「きょーこそ、まちをみつけないと、
3にんとも、ひぼしになっちゃうでち
ホークアイ
「美人でも通りかかるといいんだけどな
ケヴィン
「! 人の気配、誰か来るぞ
シャルロット
「こら、ケヴィンしゃんはかくれててくだしゃい!
かおをだしちゃダメでち!
また、ゆーべみたいに、
びっくりぎょーてんされちゃうで―――
シャルロット
「ほえ?
シャルロット
「ぎょえーっ!?
いきなりなにするでちかー!?
シャルロット
「あんたしゃんたちが、ケヴィンしゃんに
おそいかかるからでちっ!
ケヴィン
「それはオイラだ! オイラ、シェイドの刻の間は
ウルフになるんだ。獣人族だからな
ホークアイ
「もしかしてオレたちがケヴィンに
襲われてると思って助けようとしたのかい?
おたがい、とんだ勘違いだな……
シャルロット
「もぐもぐもぐ……ごっくん!
はぁーっ! やっとひとごこちついたでちー!
ずーっと、のまずくわずでちたから……
あ! あたちはシャルロットというでち!
ホークアイ
「オレはホークアイだ
いやぁ、街がどっちかわからなくなって
ずっとここらへんをさまよっていたんだよ
腹減って、倒れるとこだった。
ありがとう
ケヴィン
「獣人族、見たことないのか?
もしかして、ここ、すっごいイナカ?
ホークアイ
{そういや、ここはどこなんだい? とりあえず
ジャドかバイゼルにでも出たいんだが
ホークアイ
「えーっと、じゃあローラントあたりかな?
ナバールの方? それとも――
ケヴィン
「ゆぐど? せいおうこく???
き 聞いたことあるか ふたりとも?
ホークアイ
「おいおいおい、オレたちはいったい
どこに来ちまったんだ!?
ホークアイ
「魔物って言ってたな。
魔物と戦うならオレたちも手伝おうか?
シャルロット
「ごはんのおんぎは、からだでかえしゅでち!
ケヴィン
「おう、まかせろ!
(戦闘)
ケヴィン
「うおぉぉぉ!
ホークアイ
「行くぜ……バラの舞!
シャルロット
「とりゃー! はりせんちょーーーっぷ!!
シャルロット
「ふっふっふ、それほどでもあるでち!
ホークアイ
まぁ、オレたちも、元の世界でずっと
魔物と戦ってきたからな
ケヴィン
「オイラたち、世界を救う旅の途中。
早く戻らないといけない。
シャルロット
「そうでち! はやくもどらないと
ヒースが おじいちゃんが……ぐすっ
うわあああああーん!!!
ホークアイ
「ああ、なんとか元の世界に戻る方法を
見つけないとな……
ケヴィン
「オイラたち、この世界のことわからない。
元の世界に戻るの、協力してくれるか?
ケヴィン
「うおぉぉぉっ!!
紅蓮の魔導士
「先に送り込んだ3人も、まだ生きていたか……
異世界で野たれ死ぬと思ったが、しぶといな
このままでは、あちらの3人と会ってしまうな。
面倒だが、ここで死んでもらうとするか
ふむ、ちょうどいいところに……
よし、アレをけしかけるとするか
シャルロット
「うひゃっ!? なんでちか、このこえは!?
ホークアイ
「おいおい、魔物だけでも手いっぱいなのに
冗談じゃないぞ
(戦闘)
シャルロット
「ぎょえー! ちょっとまつでち〜! ええっと
こゆときは ウンディーネしゃんのちからを〜
――メガスプラッシュ!!!
シャルロット
「こ、このまほうは……
アンジェラ
「大丈夫、シャルロット!?
シャルロット
「やっぱり!! アンジェラしゃーーん!!
リース
「私たちもいますよ!
デュラン
「おまえたちもこの世界に
送り込まれていたとはな!
シャルロット
「リースしゃん! デュランしゃーーん!
うわぁぁん、あいたかったでち〜っ!!
デュラン
「再会を喜ぶのは後だ!
今はこいつを片付けようぜ!
紅蓮の魔導士
「くっ、6人が合流してしまったか……
しかも生き残るとは、つくづく悪運が強いな
しかし、ここでまとめて
仕留めてしまえば同じこと……フフフ
デュラン
「うっ!? なんだ、この地響きは!
リース
「見てください、
あちらから土煙が迫ってきます!
アンジェラ
「なっ! ものすごい数の魔物だわ!
魔物の大群が迫ってくる!!
紅蓮の魔導士
「フフフ、魔物の巣に火を放って追い立てたのさ。
さあ、魔物に飲まれてしまうがいい!
リース
「百花乱舞!!
デュラン
「大地噴出剣!!
アンジェラ
「ホットショット!!
シャルロット
「みんながそろえば、こわいものなちでちー!
紅蓮の魔導士
「くっ……この数でも、まだ生き残るか。
なんとしぶとい奴らだ!
ケヴィン
「!? 誰か、オイラたちのこと、見てる!
あそこ!
紅蓮の魔導士
「ちっ、気付かれたか……!
出直すとしよう、どうせ奴らはこの異世界から
戻ることはできん……フフフ
アンジェラ
「い、今のは……!
デュラン
「ああ、間違いない!
紅蓮の魔導師だっ!!
デュラン
「ああ、敵の魔法を喰らったと思ったら
この世界に飛ばされていたんだ
紅蓮の魔導師の差し金だったわけだな
リース
「私たちを異世界に遠ざけておいて、その間に
マナの剣を手に入れるつもりなのでしょう。
アンジェラ
「あんな奴がマナの剣を手に入れたら
本当に世界が滅んでしまうわ!
早く元の世界に戻らないと……
でも、どうすれば……!
アンジェラ
「あの場で私たちが襲われるのを見ていたんだし
おそらくその通りよ!
デュラン
「そうか、そのときに逆にアイツを
とっつかまえて……
アンジェラ
「元の世界に戻る方法を聞き出せばいいのね
リース
ありがとう、フィーナ、みなさん
リース
「うん……うん、
えっ、本当なの?
あ、ピリカ。驚かせてごめんなさい。
フェアリーと話していたの。
フェアリー
「よろしくね、ピリカ、(主人公)。
私、リースたちと旅をしている妖精なの
デュラン
「いや、ピリカ、おまえも妖精じゃないのか?
リース
「みんなも聞いて。フェアリーがね……
アンジェラ
「えっ、元の世界に帰れるかもしれない?
本当なの、フェアリー
フェアリー
「ええ。この世界のことが
だいたいわかってきたの
この世界はとてもマナが豊富で、
その性質は私たちの世界のマナに似ているわ
リース
「そういえば、こちらの世界でも
精霊の力を使えていますものね
フェアリー
「この世界のマナの力を借りれば、元の世界の
マナの聖域との道を開けるかもしれないわ
アンジェラ
「本当!?
フェアリー
「うん、やってみないとわからないけど……
デュラン
「それでもかまわないさ。
可能性があるならやってみようぜ!
ホークアイ
「マナの力を借りるってのは、
具体的にはどうすりゃいいんだい?
フェアリー
「この世界にもマナの聖域のように
マナがあふれている場所があるはずよ
とにかく、そこに行きたいんだけど……
シャルロット
「(主人公)しゃん! どこにあるでち?
マナいっぱいのところ!!
(戦闘)
リース
「はい、賢者さま。
私たちは――
リース
「世界樹の図書館……
リース
「それでは、世界樹があるという
精霊島に向かいましょう!
紅蓮の魔導士
「フフフ、そうはいかないな
アンジェラ
「あーっ、あんた! 紅蓮の魔導師!!
紅蓮の魔導師
「やれやれ、このままこの世界で
大人しく朽ち果てていけばよいものを
あちらの世界に戻られては困るんでね。
全員、ここで死んでいただこう
デュラン
「そう簡単に行くと思うか?
こっちも、おまえをぶっ倒したいと
ずっと思っていたんだ! 会えて嬉しいぜ!
(戦闘)
リース
「マインドダウン!! プロテクトダウン!!
アンジェラ
「からの……
エインシャントッ!!
デュラン
「とどめだ、大地噴出剣!!
紅蓮の魔導師
「ぐあああああっ!!
くっ……これは分が悪いな……
こいつらを殺すのは無理か……ならば!
デュラン
「逃げる気か!?
紅蓮の魔導士
「ククク、おまえたちの希望を……
世界樹とやらを燃やし尽くしてやろう!!
リース
「ごめんなさい、
私たちがこの世界に来たばかりに……
シャルロット
「そうでち!
あのあかマントがぜーんぶわるいでち!
おいかけてって、あいつを
ぼっこぼこにしてやればいいだけでち!
ケヴィン
「うん、諦めるの、まだ早い!
燃やされる前に、止めればいいだけ!
ホークアイ
「話はシンプルだな。
それじゃあ精霊島とやらまで急ごうぜ!
アンジェラ
「! その前に片付けなきゃいけない
奴らがいるみたいよ
デュラン
「こっちは急いでいるんだ!
そこをどけ、魔物ども!
(戦闘)
紅蓮の魔導師
「なるほど、潤沢なマナを感じる……
ここなら普段以上の魔法が使えそうだ
ククク、この世界の連中には悪いが
これも竜帝様のため……
紅蓮の魔導師
「ちっ、この世界の戦士か。
あなたがたを相手にする気はありませんよ
この森に、
火を点けに来ただけなんでね!
紅蓮の魔導師
「世界樹に近づくのは難しそうだな。
だが、あと数か所、森に火を放ってしまえば……
――ホットショット!!!
紅蓮の魔導士
「! この技は……!
アンジェラ
「見つけたわよ、紅蓮の魔導士!
これ以上の狼藉は、この私が許さないわっ!
あなたを倒して、この世界も
私たちの世界も、守ってみせる!!
紅蓮の魔導士
「ぐっ……これ以上、
こいつらを相手にするのは無理か……
ふん、この世界から戻れるとも限らないしな。
今回は見逃してやろう
戻ることができたら、
その時こそ仕留めてやる!
まぁ、それまでに私がマナの剣を
手に入れているだろうがな、アッハッハッハ!
デュラン
「待て! 紅蓮の魔導師! 待ちやがれー!!
アンジェラ
「逃げられてしまったわね。
でも世界樹を守ることはできたし……
私たちも急いで、元の世界に……!
フェアリー
「精霊たち、力を貸して
ノーム
「よっしゃ! ワシの力をたくすぞよ!
ジン
「がんばるダスー!
サラマンダー
「うりゃあああああっ!
ウンディーネ
「マナの女神はん、応えてやー!
シェイド
「我が闇の力で、道を拓く……
ウィルオウィスプ
「ちぃっす! がんばるッス!
ルナ
「もう少しで繋がりそう! がんばりましょう!
ドリアード
「こんな私でも力になれるなら……
フェアリー
「応えて、マナの女神様……!!
マナの女神
「……聞こえますよ、フェアリー。
よくがんばりましたね……
世界樹の力を借りて……
ユグドとの扉を開きます……
アンジェラ
「巨大な扉が……この先が
私たちの世界なのね
デュラン
「よっしゃあ! これで戻れるぜ!
早く紅蓮の魔導士を追いかけないとな!
リース
「ありがとうございました、(主人公)さん
皆さんの助けがなければ、私たちは
元の世界に戻ることはできなかったでしょう
ホークアイ
「あんたがたの助けは無駄にしない!
なにがなんでもオレたちの世界を
守ってみせるぜ!
ケヴィン
「それじゃあ、(主人公)、みんな!
いつか……また会えるといいな!
シャルロット
「さよならは言わないでち!
きっとまた会えますでちからね〜!!
(※なぜか漢字あり)
シャルロット
「たいへんたいへん、
わすれものしちゃったでち!
(主人公)しゃんのカバンに、おみやげの
さばくロールをいれてたでちよ〜
シャルロット
「あ、これでちこれでち!
それじゃ、またでち〜!
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